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いせものがたり(でんみんぶきょうのつぼねひつぼん) |
[書跡] |
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伊勢物語(伝民部卿局筆本)
紙本墨書/鎌倉時代/縦16.9cm×横15.9cm |
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「伊勢物語」は平安時代前半に成立した在原業平を主人公とする歌物語で、千年以上にわたって人々に愛読され多くの写本が生まれた。写本は3系統6種に分類され、本帳は所収段数が115段と最も少ない略本で奥書に「此本者高二位本、朱雀院のぬりごめにおさまれりぞ」とあるところから塗籠本と呼ばれている。末尾に冷泉為清の識語があり、著者を藤原定家の息女、民部卿局と鑑しているが、ほぼ同時代の書写と認められている。文中に墨書校合と後筆の朱書で段数・出典歌集巻次の書き込みがあり、体裁は表紙に後補の萌黄地亀甲文緞子を装した綴葉装で、本文料紙は斐楮交漉紙を用い、半葉十行書である。「伊勢物語」の古態を伝え、国文学史上重要な伝本である。 |
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市河文書 自嘉応二年二月七日 至永禄十二年十月十二日
紙本墨書 |
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「市河文書」は中世を通じて奥信濃(長野県下高井郡北部)に在地領主制をしいた豪族市河氏に伝えられた中野・市河両氏の古文書の総称である。「嘉応2年(1170)2月7日、平家某下文」を巻頭に、「永禄12年(1569)10月12日、武田信玄軍役徴発定書」までの、平安時代末から戦国時代末に及ぶ146通(16巻)は、信濃の根本資料であり鎌倉幕府下文・官宣旨・国宣・雑訴決断所牒・安堵状ほか、各種文書が含まれる貴重な武家文書である。戦前は国宝、戦後は重要文化財として指定された。 |
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ふじわらのさだいえひつ しょうそく(じゅうがつようか) |
[書跡] |
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藤原定家筆 消息(十月八日)
紙本墨書/鎌倉時代/縦29.2cm×横97.3cm |
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藤原定家の息子為家が、大臣任命による参内の折に、装束規定を守らなかったことについて後鳥羽上皇からの下問があり、その趣旨について返書したものである。返書で定家は、為家の落度を認めながらも、為家はまだ十四歳の子供であり、儀式の日程の急な変更により応じきれなかった次第を記し、不服を言いたいのは自分のほうであると心情を述べている。 |
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まきえにじゅうたんとうばこ うちばこきりつなぎ そとばこうたどころひし |
[工芸品] |
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蒔絵二重短刀箱 内箱桐繋 外箱歌所菱 外箱:縦47.8cm×横11.6cm×高さ13.2cm/内箱:縦45.1cm×横8.8cm×高さ8.3cm |
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豊臣秀吉の遺品として、伊達政宗に贈られた藤四郎吉光作の短刀を収める為に作られたもので、長方形の内箱と外箱の2箱で1組となっている。蒔散らしの技法による入念な作風。外箱の舶載された織物文様から着想を得たかと思われる異国風な意匠などに桃山時代の感覚を示す優品である。また内箱の和風意匠との対称も絶妙で見所となっている。短刀は伊達家2代伊達忠宗より三代将軍徳川家光に献上、後に明暦大火で失われ、短刀箱のみが伊達家に遺された。後、本間家を経て本間美術館の収蔵となった。
現在、東京国立博物館に寄託中。 |
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