芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

公益財団法人 本間美術館Hommna Museum of Art

コラム

開館70周年 日本の文化を世界に発信する美術館へ

館長:田中 章夫

今から70年前の昭和22年(1947)5月15日、本間家の別荘「清遠閣」を活用し本間美術館が開館しました。

当時の美術館・博物館と言えば、東京国立博物館・京都と奈良の博物館、鎌倉の長尾美術館がある位で、戦前からある著名な数館は休館している状態でした。

そんな時世に『この仕事は地方の教育と文化のために貢献しようする祖先以来の方針』という強い意志で開館した本間美術館は、全国の識者の共鳴を得て、一年足らずで全国にその名が知られる美術館となりました。

ただし、美術館を設立し運営することは単独で出来ることでありません。
庄内地域を中心に多くの支援者があったからこそ、70年という長きに渡り美術館活動を続けることができています。

 

  
昭和30年代の清遠閣会場での展覧会の様子。


昭和43年から使用している、現在の美術展覧会場。

 

 

地方の文化・美術を次世代に伝える

昭和30年頃から全国に公立の美術館が急増し、
現在、日本は公立・私立・財団と世界でも有数の美術館・博物館を有する国となりました。

しかし、美術館が増え続ける中で来館者は減少しており、当館にも最盛期のような勢いはありません。
地方の館としては独自性を明確にしなければ、その存在を周知してもらうことが難しい時代になったように感じられます。

本間美術館は市民と共に歩んできた美術館です。
70年の歴史で蓄積されたこの地方の文化と美術を保存・研究・公開して次世代に伝えるとこが、今後の大きな役割となるでしょう。
さらには、日本庭園を含む屈指の日本美術を有する美術館として、その魅力を世界へ発信することができればと思っています。

 

これからも80年、90年、100年と、皆様に愛される美術館なれるよう、創立の原点を心に留め、未来を拓く努力を続けてまいります。
開館70年の節目の年に、もう一度本間美術館を再認識して頂くためにも、ぜひご来館下さいますようお願い致します。

 

2017.04.25


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