公益財団法人 本間美術館は、「公益」の精神を今に伝え、近世の古美術から現代美術、別荘「清遠閣」の緻密な木造建築の美、「鶴舞園」、さらには北前船の残した湊町酒田の歴史まで楽しめる芸術・自然・歴史の融合した別天地。

公益財団法人 本間美術館

Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

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公益財団法人 本間美術館 [山形県 酒田市] > 新着情報

館報第79号(10-12月号)

2023.10.02

館報第79号(10-12月号)

館報第79号(10-12月号)が発刊されました。当館の友の会会員の皆様にはお手元に届いている頃かと思います。

本号では、1020日(金)より開催の企画展「徳川家と大名家の美」の見どころを紹介しています。またイベントでは、鷹匠・松原英俊氏による講演会「鷹と生きる」(要申込)、学芸員によるギャラリートーク、鑑賞プログラム「江戸時代の酒田へタイムスリップ」を開催しますので、ぜひご参加下さい。

秋の行楽シーズンは、ぜひ本間美術館へお越し下さい。

※館報は、酒田市内を中心に県内の関係施設に設置していただいております。

    

【次回展覧会】武田史子銅版画展

2023.09.06

次回展覧会武田史子銅版画展

このたび、本間美術館は23年の時を越えて、再び武田史子銅版画展を開催いたします。武田氏は絵を描くことが好きな子供時代から、多摩美術大学から東京藝術大学に進み、そこで銅版画と出会い、版画家を目指すことになります。東京藝術大学大学院を修了後から、国内外の版画公募展にて多くの受賞を重ね、リュブリアーナ国際版画ビエンナーレに招待出品されるなど、現代版画界を代表する作家の一人として活躍されています。

当館は2000年に、武田氏が銅版画の魅力と独自の幻想的な世界を紡ぎ始めた時代の、1989年の東京藝術大学卒業制作から近作までを網羅した展覧会を開催いたしました。

本展は、前回を引き継いで2001年から昨年までの作品50点に初期の作を追加して構成いたします。エッチング、アクアチントの技法に、ときに手彩色を加えた銅版画は、武田氏が「日常と空想の狭間の表現を大切にしている」と語るように、内面を深く観照して生み出された風景や静物は、銅版画特有の微妙な黒の諧調で美しく、静謐で豊かなイメージで紡がれ、武田氏独特の世界を創り上げています。ご堪能いただければ幸いです。

 

◆関連イベント

武田史子氏によるアーティーストトーク

日時:910日(日)午後2時より

会場:美術展覧会場

※予約不要、入館券が必要となります。

【次回展覧会】三都の絵画 -江戸・京都・大坂-

2023.07.18

次回展覧会三都の絵画 -江戸・京都・大坂-

250年におよぶ平和で安定した社会が続いた江戸時代は、活発な経済活動により商品経済の中心地としての都市が発達した時代でした。中でも、天皇と公家が住み、800年の歴史と伝統を誇る王城の地・京都。古い歴史の上に江戸時代には経済都市、商人の都として発展した大坂。そして、将軍のお膝下、武門の都としてめざましい発展を遂げた江戸。

この三都が江戸時代を通して鼎立しながら独自の特色ある都市文化を生み出していきます。

また、江戸は文化芸術が発展を遂げた時代でした。250年間には文化芸術の担い手や享受者が、武家や公家、町衆の上層階級から、町人、農民など庶民階級まで広がり、文化芸術は中央から地方へ津々浦々まで浸透していきました。特に、芸術の中で絵画が江戸以前と比べて多彩な発展を遂げています。前代より続いた狩野派と土佐派の他に、琳派、浮世絵、写生画、文人画、洋風画など、さらに奇想と言われる異才溢れる画家たちも活躍し、多くの流派と画家たちが多種多彩な作品を生み出した江戸は絵画の黄金時代でした。

そして、時代を代表する画家たちの多くが、三都を活動の場とし、都市の享受者たちの支持を得て、それぞれ都市の歴史と文化・伝統を背景に特色ある絵画が描かれました。

本展では、三都の絵画の独自性を探るとともに、江戸絵画の豊饒さを楽しんでいただければ幸いです。

特別展「花と絵画 -フローリスト 畠山秀樹と画家 畠山秀雄の花の美学-」

2023.07.05

「花と絵画 -フローリスト 畠山秀樹と画家 畠山秀雄の花の美学-」

清遠会場では特別展「花と絵画 -フローリスト 畠山秀樹 と 画家 畠山秀雄の花の美学-」が開幕します。華やぎの中に造形美を追求し、花に魅せられた酒田市在住のフローリスト 畠山秀樹と画家 畠山秀雄の親子2人による芸術を紹介するものです。また、期間中下記のコラボレーションイベントが行われます。

79日(日) 【LAND ROVER×HIDEKI HATAKEYAMA】 

ドラマのワンシーンの作品「クルマと花と君と」では、まるでドラマの主人公のようなSNS映えする写真が撮れます。

715日(土)午後1時より 【假屋崎省吾×畠山秀樹】

フラワーデモンストレーション「オイスターと金属の器に生ける」が行われます。

※假屋崎氏による物販サイン会もあります。

【次回展覧会】庄内の作家たち

2023.05.30

次回展覧会庄内の作家たち

自然豊かな山形県庄内地方は、明治時代の近代日本画の重鎮・橋本雅邦に学んだ加藤雪窓(18721918)をはじめ、橋本関雪や竹内栖鳳らと並び称されたという服部五老(1869/711930)、「酒田のゴッホ」とも称された異端の表現者・小野幸吉(19091930)、美術団体「白甕社」の会長として力を尽くした地主悌助(18881975)など、多くの作家を輩出してきました。

本展では、本間美術館が所蔵・保管する絵画作品から、小内地方出身や当地で作家活動を行い、郷土の芸術振興に大きく寄与した、明治時代から現代までの庄内が誇る日本画家と洋画家の作品を紹介します。個性と情熱を持って作画活動に取り組んだ作家たちの作品をお楽しみ下さい。