公益財団法人 本間美術館は、「公益」の精神を今に伝え、近世の古美術から現代美術、別荘「清遠閣」の緻密な木造建築の美、「鶴舞園」、さらには北前船の残した湊町酒田の歴史まで楽しめる芸術・自然・歴史の融合した別天地。

公益財団法人 本間美術館

Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

企画展のみどころ

公益財団法人 本間美術館 [山形県 酒田市] > 展示スケジュール > 知ればこんなにおもしろい こもんじょ入門!

・開館時間/午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
・休館日/火・水曜日(祝日の場合はその翌日)

■主催:公益財団法人 本間美術館 
■共催:山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
■後援:酒田市・酒田市教育委員会
入 館 料:一般/900円(810円) 
高・大学生/400円(350円)小・中学生/無料
※( )内は20名以上の団体入館料
上記入館料で国指定名勝 本間氏別邸庭園(鶴舞園・清遠閣)もご覧いただけます。

特別講師によるギャラリートーク 1月21日(日)午後2時より[45分程度]
講師:庄内酒田古文書館館長・杉原丈夫氏

古文書になじみのない人、これから学んでみたいと思う人たちに「おもしろさ」を伝えます。

 古文書(こもんじょ)とは、書かれてある内容が注目される、古い時代の文書のことです。
日本では古くから多くの古文書が大切に伝えられており、私たちが学んできた日本の歴史は、このような古文書や古記録などが解読されて明らかにされてきました。しかし、古文書に書かれた文字「くずし字」は、読みづらくて難しいものが多く、読めない人には敬遠されてしまうことが多いようですが、鑑賞ポイントさえ知っていれば、読めなくても古文書を楽しむことができるようになります。
 本展では、文字や内容だけではなく、書き方、紙の形など様々な角度から注目して、古文書の見方をご紹介したいと思います。
古文書になじみのない人、これから学んでみたいと思う人たちが「おもしろさ」を感じていただけるような入門者向けの展示となっていますので、この機会に古文書に触れてみましょう。

土地領有の承認や確認、軍勢催促などの「公的文書」と、音信・近況の報告・御礼などの「私的文書」について紹介します。

  • 《豊臣秀頼黒印状村上周防守宛》(年未詳)5月2日 個人蔵《豊臣秀頼黒印状村上周防守宛》
    (年未詳)5月2日 個人蔵
  • 《伊達忠宗知行宛行黒印状菊地市兵衛宛》慶安4年(1651)12月22日 個人蔵《伊達忠宗知行宛行黒印状菊地市兵衛宛》
    慶安4年(1651)12月22日 個人蔵
  • 酒田市指定文化財二木文書《長束正家過所羽柴出羽侍従宛》(文禄元年/1592)3月29日 本間美術館蔵酒田市指定文化財二木文書《長束正家過所羽柴出羽侍従宛》
    (文禄元年/1592)3月29日 本間美術館蔵

差出人と宛先の人との力関係を知ることができる、「花押(サイン)」と「宛所」の位置などについて紹介します。

  • 読史堂古文書《織田信長書状上杉弾正少弼宛》(永禄12年/1569ヵ)10月22日 本間美術館蔵読史堂古文書《織田信長書状上杉弾正少弼宛》
    (永禄12年/1569ヵ)10月22日 本間美術館蔵
  • 小野寺文書《真田昌幸書状高橋桂介宛》(天正9年/1581)9月6日 本間美術館蔵小野寺文書《真田昌幸書状高橋桂介宛》
    (天正9年/1581)9月6日 本間美術館蔵

楮や雁皮などの紙の種類、竪紙(横長の紙)・切紙(竪紙を横半分くらいのところで切った紙)・竪切紙(竪紙を縦に切って幅が狭くなった紙)などの紙の形態などについて紹介します。

  • 《徳川家康書状》(天正7年/1579)7月7日 本間美術館蔵《徳川家康書状》(天正7年/1579)7月7日 本間美術館蔵
  • 酒田市指定文化財《大宝寺義氏書状鮎川山城守宛》(永禄末頃ヵ)4月18日 本間美術館蔵酒田市指定文化財《大宝寺義氏書状鮎川山城守宛》
    (永禄末頃ヵ)4月18日 本間美術館蔵
  • 《前田慶次利貞書状》(年未詳)11月29日 本間美術館蔵《前田慶次利貞書状》
    (年未詳)11月29日 本間美術館蔵

酒田市指定文化財《最上義光書状北館大学宛》(慶長16年/1611)7月2日 本間美術館蔵酒田市指定文化財《最上義光書状北館大学宛》
(慶長16年/1611)7月2日 本間美術館蔵