Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館
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2024.10.01
秋の芸術鑑賞イベント「ナイトミュージアム」開催のお知らせ
本間美術館では文化庁の支援による本間美術館文化観光拠点施設機能強化事業の一環で整備した、国指定名勝庭園「鶴舞園」のライトアップを10月5日(土)から11月16日(土)までの期間の毎週土曜日に実施し、秋の芸術鑑賞イベント「ナイトミュージアム」を開催します。
美術展覧会場では企画展「南画と写生画」(10月)・「加藤丈策展」(11月)、清遠閣会場では収蔵品展「日本と中国の陶磁器」がご覧いただけますので、日中とは違う夜の本間美術館をお楽しみください。皆様のご来館をお待ちしています。
- 開 催 時 間/10月:午前9時~午後7時(入館は閉館30分前まで)
11月:午前9時から午後6時30分(入館は閉館30分前まで)
- ライトアップ/日没より(午後4時30分~午後5時頃に点灯)
- 入 館 料/大人 1,100円(990円)/学生 500円(450円)/小中学生以下 無料
( )内は15名以上の団体料金
2024.09.03
次回展覧会南画と写生画
江戸時代は太平の世が続き、安定した社会の中で経済が発達し、武家から庶民まで生活を楽しむことのできる時代でした。そして、芸術文化が盛んとなり、特に絵画は黄金時代と言われるほど、様々な流派が興り、多彩な才能ある画人が輩出し、それぞれ個性ある作品を遺しています。
本展では、実証主義精神が時代思潮となった十八世紀、江戸時代中期以降に画壇の二大潮流となった「南画」と「写生画」を取り上げます。
「南画」は、中国の文人に憧れて、南宗画の様式を基本としながらも、北宗画や日本の様々な流派に西洋画も取り入れ、日本独自に発展した絵画です。
「写生画」は、円山応挙が日本絵画の伝統に、中国と西洋の写生技法を融合させて確立した新しい絵画です。品があり分かりやすい画風は皇室から庶民にまで支持され、画壇に大変革を与えます。応挙の「写生画」は現代から見ると普通に感じてしまいますが、当時は革新的なもので、現代の日本画の源流になります。
今回は画壇の二大潮流となった「南画」と「写生画」を代表する池大雅、円山応挙をはじめ系譜に連なる画人たちの作品も展示します。江戸絵画の楽しさを感じていただければ幸いです。
◆関連イベント「館長のギャラリートーク」
日 時:9月22日(日)・10月13日(日) 各回午前11時より
会 場:美術展覧会場
料 金:無料 ※要入館券、自由参加
2024.07.28
【期間限定公開】松尾芭蕉の直筆《玉志亭唱和懐紙》
松尾芭蕉が酒田を訪れた7月29日~8月9日(旧暦の6月13日~25日、※途中象潟に滞在)の期間にあわせ、当館所蔵で芭蕉来訪時より酒田に唯一残された遺墨≪玉志亭唱和懐紙≫(山形県指定文化財)を清遠閣にて特別公開します。
この懐紙は、元禄2年(1689)、酒田の近江屋三郎兵衛(俳号・玉志)宅に招かれた折に、瓜のもてなしを受けて即興で読んだ句を染筆したものです。
初真桑 四つにや断ン 輪に切ン 芭蕉
芭蕉の他、門人の曽良、酒田の町医者の伊東不玉、亭主の玉志の発句も揮毫され、当時の和やかな雰囲気が伝わってきます。
この機会にぜひご覧ください。
2024.07.27
今井眞理子氏による講演会「画家 稲田務と生きて」のお知らせ
7月28日(日)午後2時より、好評開催中の「昆虫画家 稲田務の世界」展の関連イベントとして、稲田務さんの夫人で画家の今井眞利子さんによる講演会「画家 稲田務と生きて」を開催します。約50年にわたって昆虫画などを描き続けた稲田さんを支えてきた、今井さんのお話が聴ける貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。
・今井眞利子氏による講演会「画家 稲田務と生きて」
日 時:7月28日(日)午後2時より
会 場:美術展覧会場
料 金:無料 ※要入館券、自由参加