芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

公益財団法人 本間美術館Hommna Museum of Art

コレクション

本間美術館のコレクションは、本間家から寄贈戴いた日本・東洋古美術が柱となっています。それに加え、開館以来、美術品の収集と多くの篤志家から寄贈があり、古美術から現代美術までの幅広いジャンルにわたる、およそ3,000件の収蔵品となりました。地域の文化遺産として展示公開に努めるとともに、大切に保存し次世代へ継承して参ります。

 今から68年前の昭和23年3月、地元旧家の雛人形をお借りし、清遠閣を会場に一堂に展示した「雛人形展」が開催されました。この展覧会を機に、当館では毎年雛祭の時期は雛人形展を開催しており、折々に雛人形や古典人形をご寄贈いただくことで、全国に誇る充実したコレクションを形成しています。「雛人形展」は「雛祭 古典人形展」に名称を変え現在に至ります。その間には全国的な雛ブームがあり、酒田市でも『酒田雛街道』という北前船ゆかりの由緒ある雛人形を市内各所で一堂に展示するイベントが始まり、今年で20年目を迎えました。当館の「雛祭 古典人形展」も、酒田市雛街道の一つとして湊町・酒田の歴史と文化を全国に発信しています。
 本展では美術展覧会場と清遠閣の全会場を使い、鶴岡の実業家・斎藤昌二氏が蒐集された京雛や御所人形、衣装人形など(白巽文庫コレクション)を中心に、酒田の眼科医・佐藤清二氏寄贈の高さ約50㎝の享保雛や、酒田三十六人衆の一人・白崎家に伝来した雛壇飾りなど、庄内一帯の旧家からご寄贈いただいた貴重な古典人形をご紹介します。

【見どころ】
■斎藤昌二氏寄贈 白巽文庫コレクション
斎藤昌二氏は鶴岡市の実業家です。書画など古美術にも造詣が深く、自身のコレクションを白巽文庫に愛蔵していました。昭和39年、白巽文庫から内裏雛・御所人形・衣装人形など約70点、200体の古典人形を斉藤氏にご寄贈いただきました。
斎藤氏のコレクションは、どの分野でも一つひとつ系統を追い、学術的な体系を整えて蒐集されています。古典人形においても時代による変遷や系統を表す内裏雛は貴重で、御所人形や衣装人形においても特色ある内容を誇ります。
白巽文庫コレクションは、本間美術館の収蔵する古典人形の主軸となっています。

 ■白崎家の雛壇飾り
江戸時代に酒田三十六人衆に名を連ねる豪商・白崎家に伝わった壇飾りです。
横幅は約二間(3.6m)、八壇もある大きな雛壇には、紫宸殿を模した木枠に内裏雛が並び、その前で三月三日の宮中行事である闘鶏が行われているのが特徴です。内裏雛は江戸末期に流行した形をしており、男雛は笏を口元に傾けるような恰好をしています。雛壇のほとんどが式三番・道成寺・鉢の木・高砂・羽衣などの能楽や狂言、七福神の趣向人形で構成されており、精巧で美しい雛道具も見どころとなっています。

公益財団法人 本間美術館
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