公益財団法人 本間美術館は、「公益」の精神を今に伝え、近世の古美術から現代美術、別荘「清遠閣」の緻密な木造建築の美、「鶴舞園」、さらには北前船の残した湊町酒田の歴史まで楽しめる芸術・自然・歴史の融合した別天地。

公益財団法人 本間美術館

Homma Museum of Art芸術・自然・歴史の融合/公益財団法人 本間美術館

企画展のみどころ

企画展のみどころ小野幸吉《裸婦》
1928年個人蔵

公益財団法人 本間美術館 [山形県 酒田市] > 展示スケジュール > 【美術展覧会場】小野幸吉と近現代の洋画家たち

【開館75周年記念企画展】小野幸吉と近現代の洋画家たち

  • 会期/2022年10月14日(金)~12月12日(火)
  • 本間美術館・美術展示会場
  1. 主催/公益財団法人 本間美術館
  2. 共催/山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団
  3. 後援/酒田市・酒田市教育委員会
  4. 開館時間/10月:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 
    11月:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
    1. 入館料/一般/1,000円(900円)
    2. 高・大学生/450円(400円)
    3. 小・中学生/無料
    4. ※( )内は15名以上の団体入館料
    5. 上記入館料で国指定名勝「本間氏別邸庭園(鶴舞園)」「清遠閣」もご覧いただけます。

学芸員のギャラリートーク

「小野幸吉と近現代の洋画家たち」◉日時/10月30日(日)午前11時より

※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては変更・中止の可能性もあります。

短くも輝いた画家達。全てに物語があります。

昭和22年(1947)に開館した当館では、これまで酒田を代表する表現者、画家・小野幸吉(1909~1930)の芸術を紹介する展覧会を9回開催しています。幼少より病弱だった小野は、16歳頃から絵に熱中し、1930年協会展(独立展の前身)や第26回二科展などに入選するなど、20歳頃には新進気鋭の画家として高い評価を受けていました。順調に画家としての階段を昇り始めていた一方で、辛い病との闘いの日々を過ごし、昭和4年(1929)に病状が悪化、翌昭和5年(1930)に20歳と10ヶ月でこの世を去りました。しかし、その色褪せない強烈な色彩と筆力は、現在でも多くの人々に感動を与えてくれます。
本展では、開館75周年を記念し、当館で所蔵・保管している小野幸吉の作品と、中村彝、村山槐多、里見勝蔵、林武、松本竣介、松田正平などの近現代の洋画家たちの作品を一堂にご紹介します。観る者の心を激しく揺さぶる個性溢れる美をお楽しみ下さい。

小野幸吉《ガウンを着た自画像》
1929年 個人蔵

小野幸吉《裸婦》
1928年個人蔵

小野幸吉《ランプのある静物(A)》
1929年個人蔵

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小野幸吉《たそがれの家》
1928年個人蔵

林 武《少女》 
制作年不詳

里見勝蔵《裸婦》 
制作年不詳

松本竣介《風景(ビルのある風景)》
制作年不詳

中村 彝《静物》
1913年

松田正平《ばら》 
制作年不詳

村山槐多《差木地村ポンプ庫》 
1916年個人蔵

棟方志功《タネサシ》1958年